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建仁寺の庭
◆◆まだ京都を歩いています。ブログ発信のための取材散歩ができませんので、古い京都旅行の“ネタ”を使って書いています。もともと東山植物園や徳川園の設計・計画にも携わってきましたので、日本庭園には興味があり、京都からの先生による講習会もいくつか受講しています。◆◆
京都での研修で建仁寺を見学した。祇園から花見通りを南へ進んで突き当ると、建仁寺の東の門に至る。門を入って右へ曲がると方丈が見え、その前面に白砂を使った枯山水がある。土塀の真ん中に唐破風の勅使門?があるのは高台寺方丈の庭に似ているが、この波模様の庭園に違和感はない。(単なる好み?)

入り組んだ建物の廊下を渡り歩いていくと、方丈の東に小さな中庭がある。「○△□乃庭」と書かれ、見取り図まで記された木製の看板があった。この閉ざされた空間の中に、大宇宙があるという。中央の樹木の根元周りと砂の描く模様が「丸」、石の井戸が「四角」、手前の砂が「三角」になっている。
説明版には、「単純な三つの図形は宇宙の根源的形態を示し、密教の6大思想(地水火風空識)を地(□)水(○)火(△)で象徴したものとも言われる」と記されている。建仁寺は建仁2年(1191)に栄西が開山したもので、日本で最初の禅寺と言われている。さすが、庭にも禅問答が隠れている。


京都での研修で建仁寺を見学した。祇園から花見通りを南へ進んで突き当ると、建仁寺の東の門に至る。門を入って右へ曲がると方丈が見え、その前面に白砂を使った枯山水がある。土塀の真ん中に唐破風の勅使門?があるのは高台寺方丈の庭に似ているが、この波模様の庭園に違和感はない。(単なる好み?)

入り組んだ建物の廊下を渡り歩いていくと、方丈の東に小さな中庭がある。「○△□乃庭」と書かれ、見取り図まで記された木製の看板があった。この閉ざされた空間の中に、大宇宙があるという。中央の樹木の根元周りと砂の描く模様が「丸」、石の井戸が「四角」、手前の砂が「三角」になっている。
説明版には、「単純な三つの図形は宇宙の根源的形態を示し、密教の6大思想(地水火風空識)を地(□)水(○)火(△)で象徴したものとも言われる」と記されている。建仁寺は建仁2年(1191)に栄西が開山したもので、日本で最初の禅寺と言われている。さすが、庭にも禅問答が隠れている。


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