Entries
永源寺・方丈の屋根

永源寺は、琵琶湖に流れる「愛知川」に沿って広大な伽藍をもつ。“あいち”でなく“えちがわ”と読む。擬宝珠のある旦度橋からは、自然豊かな瑞石山と愛知川の間に、静かに佇む永源寺を望むことができる。少し上流には50年ほど前にできた、かんがいと発電のための永源寺ダムがある。
総門を過ぎ、山門を入ると左手に大きな本堂が見えてくる。康安元年(1361)創建時の建物は火災により焼失し、現在は明和2年(1765)に井伊氏の援助で建立されたものである。屋根は、琵琶湖に生える葦(ヨシ:アシともいう)で葺かれている。これほどの規模の葦葺き屋根は、全国でも珍しいという。
法堂近くの小さな池に銅で鋳造された噴水があり、その横に「永源寺」と逆さに書かれた看板がある。池に写った文字が、きちんと寺の名前を示している。寂室元光禅師が開山した禅寺であるので、何か禅問答を仕掛けているのだろうか?

- 関連記事
-
- 長久手のトヨタ博物館 (2020/07/02)
- 永源寺・方丈の屋根 (2020/05/17)
- 国宝「如庵」 (2020/04/26)
コメント
コメントの投稿
トラックバック
- トラックバック URL
- http://chubu-fukken.com/tb.php/632-f8228299
- この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)