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伊賀上野の「蓑虫庵」

 伊賀上野は三重県の西端のまち、奈良や滋賀に近く伊勢や名古屋ともそれほど遠くない。名古屋から関西本線に乗ると亀山まで1時間、乗り換え時間を含めてさらに1時間で伊賀上野駅に着く。“伊賀”の名のとおり忍者の里であり、近くには甲賀という町もある。
 伊賀上野城の天守閣に登ると伊賀の盆地を見渡すことができる。鈴鹿山脈の西、木津川上流の伊賀川・名張川の流域である。木津川は西へ流れて京都南部で淀川と合流する。緑に包まれた城郭の一角に、檜皮葺き屋根の個性的な「俳聖殿」が見える。これは、芭蕉生誕300年を記念して建てられたものである。

蓑虫庵マップ

 伊賀上野は松尾芭蕉生誕の地で、若き日を過ごした故郷である。上野の町なかに芭蕉の高弟、服部土芳の草庵がある。豪商木津家に生まれ、服部家を継いで藤堂藩に仕えたが30歳の若さで官を退き、芭蕉に師事して俳諧一筋の生涯を送った。
 茅葺き屋根の門と焼き丸太の木塀に囲まれた樹林の中に「蓑虫庵」が佇んでいる。この名は、芭蕉から送られた“みの虫の 音を聞にこよ 草の庵”という句から採ったものである。土芳は芭蕉没後に、芭蕉を顕彰した『芭蕉句集』などを、この庵で編んだ。

蓑虫庵G

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 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:『園長さんのガーデンライフ』
監修:『世界一うつくしい植物園』
 (著者:木谷美咲)
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