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伊賀上野の「ゆ」

 伊賀上野城や蓑虫庵を歩き回ったので、汗でグッショリ濡れてしまった。着替えをしたいと思ったところに、ちょうど「ゆ」屋を見つけた。最近のスーパー銭湯でなく、昔ながらの銭湯である。
 石造りの門柱に「一乃湯」の文字と温泉マーク「♨」を象ったネオンが掲げられている。細い石張りの通路の先に、ひらがなの「ゆ」の字が紺暖簾に染めつけてある。昭和の古き時代そのままの風情である。

 ♪♪二人で行った横丁の風呂屋 一緒に出ようねって行ったのに いつも私が待たされた・・・♪♪
南こうせつの「神田川」の一節が思い浮かぶ。下駄をカラコロと鳴らす音が聞こえそうだ。
 ちょうど営業時間の4時だったので、誰もいない一番風呂に入ることができた。入り口の「番台」には、福を招くという「福助人形」が座っている。浴室の壁はもちろん富士山を描いたタイル張りだった。(写真はありません)

 裏へ回ると、高いコンクリートの煙突がある。お湯を炊くのは今でも薪であろうか?この煙突は、伊賀上野のシンボルになっているという。カウンターに立派なパンフレットが置いてあった。古い“銭湯文化?”を大切にするご主人の心意気が伝わってくる。

上野「ゆ」G

◆今日6月10日は「時の記念日」、そこで時間に因んだ「季節通信」をお送りします◆

季節通信74時間


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ブログを始めるに当って

 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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プロフィール

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Author:FC2USER480348EQK
森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:『園長さんのガーデンライフ』
監修:『世界一うつくしい植物園』
 (著者:木谷美咲)
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