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アボガドロ数
中日新聞夕刊のコラム欄で名古屋大学の先生が、地球惑星科学科の授業について語っている(6月10日の「紙つぶて」)。内径2cm×高さ2cmの水、すなわち6ミリリットルの水の中に2×1兆×2000億の水分子が入っているという。
1円玉の直径がちょうど2cmであり、それを13枚重ねると約2cmになる。6ミリリットルの体積を視覚的に認識しようとすれば、下の写真になる。この中に4000万京の水分子が数えられるというのだ。地球惑星科学というのは、何万光年という気の遠くなるような広大な世界から、極微な分子までを学問の範囲としているのだろう。

この記事を読んでいて、はるか昔の高校時代に習った物理か化学の授業を思い出した。「アボガドロ数」である。1モル(mol)という単位があり、物質量を示す。分子量の数字にグラムをつけた質量に含まれる物質量をいう。例えば・・・
水の分子は、H2 Oであるので2+16=18g(18ミリリットル・・・写真の3倍)が1モルの重さである。1モルの中にある分子の数は・・・≪6×10の23乗≫という数を50年以上経った今も覚えている。ついでに、気体の場合には22.4リットルの体積が1モルである(との記憶である)。
受験のために必死で覚えたのかもしれないが、それ以上に未知の遠大な(極小な)世界に、好奇心的な興味をもったように思う。そうでなく受験用だったら、とっくの昔に忘れ果てたであろう。さらに、「水兵離別バックの船 なあに間があるシップはすぐ来らあ 閣下はスコッチのバクローマン」というのも思い出した。これは、元素の周期表を暗記する呪文である。


1円玉の直径がちょうど2cmであり、それを13枚重ねると約2cmになる。6ミリリットルの体積を視覚的に認識しようとすれば、下の写真になる。この中に4000万京の水分子が数えられるというのだ。地球惑星科学というのは、何万光年という気の遠くなるような広大な世界から、極微な分子までを学問の範囲としているのだろう。

この記事を読んでいて、はるか昔の高校時代に習った物理か化学の授業を思い出した。「アボガドロ数」である。1モル(mol)という単位があり、物質量を示す。分子量の数字にグラムをつけた質量に含まれる物質量をいう。例えば・・・
水の分子は、H2 Oであるので2+16=18g(18ミリリットル・・・写真の3倍)が1モルの重さである。1モルの中にある分子の数は・・・≪6×10の23乗≫という数を50年以上経った今も覚えている。ついでに、気体の場合には22.4リットルの体積が1モルである(との記憶である)。
受験のために必死で覚えたのかもしれないが、それ以上に未知の遠大な(極小な)世界に、好奇心的な興味をもったように思う。そうでなく受験用だったら、とっくの昔に忘れ果てたであろう。さらに、「水兵離別バックの船 なあに間があるシップはすぐ来らあ 閣下はスコッチのバクローマン」というのも思い出した。これは、元素の周期表を暗記する呪文である。


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