Entries
岩倉五条川の桜
コロナの影響でブログの取材を控えていました。その間、過去に訪れた旅行先、中部圏を越えた各地の「土木文化」をご紹介してきました。しかし、その“ネタ”もついに切れてしまいました。そろそろコロナの危険性も薄くなってきましたので(充分に用心しながら)写真撮影に出かけることにしました。
これまでに発信した記事の一覧表を見ますと、岐阜・三重・静岡は、わりと隈なく歩き回っています。ところがむしろ、身近な名古屋近郊の町が欠けていることに気づきました。いつでも行けると考え、油断していたように思います。
そこで、まず岩倉市へ行ってみようと考えました。私の毎々利用する「地下鉄鶴舞線」は、そのまま「名鉄犬山線」に乗り入れていますので、赤池から乗り換えなしで岩倉まで行くことができます。便利な場所なのに、これまで五条川の桜の時に一度訪れただけの気がします。
今回は、岩倉駅近くにある市役所で自転車を借りて町歩きをしました。面積10㎢と全国で10番目に狭い市域ですし、ほとんど平坦で坂がないのでスイスイと回ることができました。レンタサイクルは観光振興会の運営で、料金はコピー代の10円のみ、担当の方もとても親切に対応してくれました。

岩倉は、木曽川が形成した自然堤防の上に発達した集落です。縄文時代から人が住みつき、弥生時代の遺跡も発掘されています。鎌倉・室町の時代には荘園として発展し、戦国時代には織田伊勢守の居城として尾張の中心的な存在でもありました。3台の山車(だし)や円空仏など、いろいろな文化財も豊富です。
その中でも「五条川の桜」がもっとも有名でしょう。川の中で鯉のぼりの糊を洗い落とす「のんぼり洗い」は、岩倉の春の風物詩になっています。川沿いの桜の古木に面白いものを見つけました。寿命の短いソメイヨシノの後継樹として若木を植えるのでなく、「やご」(根元からの萌芽)を育てようとする取り組みです。桜の木を大切にしようと思う市民の心が伝わる光景です。

これまでに発信した記事の一覧表を見ますと、岐阜・三重・静岡は、わりと隈なく歩き回っています。ところがむしろ、身近な名古屋近郊の町が欠けていることに気づきました。いつでも行けると考え、油断していたように思います。
そこで、まず岩倉市へ行ってみようと考えました。私の毎々利用する「地下鉄鶴舞線」は、そのまま「名鉄犬山線」に乗り入れていますので、赤池から乗り換えなしで岩倉まで行くことができます。便利な場所なのに、これまで五条川の桜の時に一度訪れただけの気がします。
今回は、岩倉駅近くにある市役所で自転車を借りて町歩きをしました。面積10㎢と全国で10番目に狭い市域ですし、ほとんど平坦で坂がないのでスイスイと回ることができました。レンタサイクルは観光振興会の運営で、料金はコピー代の10円のみ、担当の方もとても親切に対応してくれました。

岩倉は、木曽川が形成した自然堤防の上に発達した集落です。縄文時代から人が住みつき、弥生時代の遺跡も発掘されています。鎌倉・室町の時代には荘園として発展し、戦国時代には織田伊勢守の居城として尾張の中心的な存在でもありました。3台の山車(だし)や円空仏など、いろいろな文化財も豊富です。
その中でも「五条川の桜」がもっとも有名でしょう。川の中で鯉のぼりの糊を洗い落とす「のんぼり洗い」は、岩倉の春の風物詩になっています。川沿いの桜の古木に面白いものを見つけました。寿命の短いソメイヨシノの後継樹として若木を植えるのでなく、「やご」(根元からの萌芽)を育てようとする取り組みです。桜の木を大切にしようと思う市民の心が伝わる光景です。

- 関連記事
-
- 五条川の「のんぼり洗い」 (2020/07/24)
- 岩倉五条川の桜 (2020/07/20)
- チェスキー・クルムロフの護床工 (2020/03/25)
コメント
コメントの投稿
トラックバック
- トラックバック URL
- http://chubu-fukken.com/tb.php/651-9420be04
- この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)