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大山田湖(古琵琶湖)湖底の足跡遺跡
三重県西部の山に囲まれた伊賀市や名張市一帯は、上野盆地あるいは伊賀盆地と呼ぶ。この地形は、400万年前は大山田湖(古琵琶湖)の底だったという。湖は形を変え、位置を変えて40~50万年前に今の琵琶湖になった。濃尾平野や伊勢湾が、大昔「東海湖」だったのと同様であろうか。
西へ流れる「服部川」の川沿いに「せせらぎ運動公園」がある。その一角に湖だったことを証明する遺跡が発見された。ゾウやワニの足跡化石である。平成5年(1993)の台風14号により川床が浸食され、今まで土に埋もれていた化石が表面に現れたのである。

広場と広場の間に疎林があり、芝草の中に100㎡くらいの硬い岩盤が露出しており、そこに円形やモミジ型の窪みがある。直径60cmほどで深い窪みはゾウの足跡である。年代から、ステゴドンの仲間で「シンシュゾウ」のものと推定されている。
小さくて鳥の足跡のような窪みはワニが歩いた痕跡と考えられている。尻尾を引きずった跡も見ることができる。「大山田湖」の周辺に水を飲みに来たゾウなどの動物や、それを狙うワニが歩き回っていた様子を彷彿とさせる。当時は今より暖かい亜熱帯性の気候であったことも知ることができる。

西へ流れる「服部川」の川沿いに「せせらぎ運動公園」がある。その一角に湖だったことを証明する遺跡が発見された。ゾウやワニの足跡化石である。平成5年(1993)の台風14号により川床が浸食され、今まで土に埋もれていた化石が表面に現れたのである。

広場と広場の間に疎林があり、芝草の中に100㎡くらいの硬い岩盤が露出しており、そこに円形やモミジ型の窪みがある。直径60cmほどで深い窪みはゾウの足跡である。年代から、ステゴドンの仲間で「シンシュゾウ」のものと推定されている。
小さくて鳥の足跡のような窪みはワニが歩いた痕跡と考えられている。尻尾を引きずった跡も見ることができる。「大山田湖」の周辺に水を飲みに来たゾウなどの動物や、それを狙うワニが歩き回っていた様子を彷彿とさせる。当時は今より暖かい亜熱帯性の気候であったことも知ることができる。

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