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「息速別命墓」と「城之越遺跡」

 伊賀上野市の南部、伊賀神戸近くの2つの遺跡を見た。「息速別命(いこはやわけのみこと)の墓」と「城之越(じょのこし)遺跡」である。地形的には、いずれも丘陵地に近い水田の中にある。場所を探すのは一苦労だったが、田の中にこんもりとした森が見えたので、それと知ることができた。
 息速別命は、第11代垂仁天皇の皇子で阿保親王とも呼ばれていた。墳墓の周りには、水田との間に跨げるほどの幅の水路がある。形は正方形、航空写真で見ても「方墳」であろうと思われる。築造されたのは5世紀末から6世紀初頭と考えられている。宮内庁所管との看板が立っていた。

阿保親王マップ

 城之越遺跡は、古墳時代前期(4世紀後半)のものとされる「大溝」や「四面庇付大型掘立柱建物」4棟が確認されている。出土遺物としては、多量の土器・木製品・植物遺体が見つかっている。土器では須恵器や韓式系土器、木製品は飾弓・刀形などの祭祀具、植物では桃や瓢箪が検出された。
 「大溝」は、3か所の井泉からの湧水を引いた流路であり、法面には貼石が施されている。合流部には立石を配し、溝に下りるための階段が設けられている。中央部に楕円形の広場があり、祭祀の行われた場所と推定される。日本庭園の原型とも考えられており、国指定の名勝・史跡になっている。

阿保親王G


季節通信83野菊

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 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:『園長さんのガーデンライフ』
監修:『世界一うつくしい植物園』
 (著者:木谷美咲)
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