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能登 旧福浦灯台

 能登半島西岸の福浦港は、深い入り江のある自然の良港である。古く奈良時代には、大陸との交流が行われていたといい、江戸時代には 「北前船」 の寄港地として栄えたという。この入り江の突端に、現存する日本で一番古い木造の灯台がある。「旧福浦灯台」 という。現在は新しい灯台ができたために使われていないが、石川県指定の史跡として保存されている。

福浦灯台マップ

 この地の灯台の歴史は古く、今から400年以上もの昔、慶長13年 (1608) にかがり火を焚いて船の安全を図ったのが始まりという。明治9年 (1876) に建てられたのがこの灯台で、昭和52年に新灯台が完成するまで、100年近く利用されていた。
 切石積みの上に建ち、瓦屋根を乗せた和風の建物は、お寺の鐘楼を思わせるデザインである。灯台のすぐ前にいくつかの自然石が並べてある。小さな木札が立っていて 「炊火の炉 (濃霧の時に昭和25年まで使用) 」 と書いてあった。

福浦灯台1
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 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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プロフィール

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Author:FC2USER480348EQK
森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:『園長さんのガーデンライフ』
監修:『世界一うつくしい植物園』
 (著者:木谷美咲)
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