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📎 月を愛でる
銀閣寺の本堂の前に、「向月台」と呼ぶ砂盛りと「銀沙灘(ぎんしゃだん)」という砂敷きがあります。その目的は、正面にある月待山に昇る月を観るためとも、月光を反射させて本堂を照らすためとも言われています。いずれにしろ、月を楽しむための装置に違いありません。
銀閣寺(慈照寺)を造営した室町幕府第8代将軍・足利義政は、15世紀後半の室町中期から戦国初期に生きた人です。この時代は、公家に代って武士が台頭し、文化的にもその担い手になりました。現在でも日本の伝統文化とされる能・茶の湯・生け花などがその基盤を整えた時代です。

殺伐とした戦乱の一方で、風流を愛でたのでしょう。方丈から、庭に昇る月を眺めて楽しみました。秋ならば虫の声を聴いたかも知れません。それに比べて現代人は、ライトアップなど人工的な照明を得ることができましたが、淡い月の光の美しさを忘れてしまいました。
言葉では「十五夜」「中秋の名月」「十三夜」「上弦の月」などと知ってはいますが、どんな月かは理解していませんでした。一度確認しようと百科事典で調べてみましたが、なかなか難しいものです。そこで、自分でその構造?を作図してみました。その成果が下の図です。ご覧ください。

銀閣寺(慈照寺)を造営した室町幕府第8代将軍・足利義政は、15世紀後半の室町中期から戦国初期に生きた人です。この時代は、公家に代って武士が台頭し、文化的にもその担い手になりました。現在でも日本の伝統文化とされる能・茶の湯・生け花などがその基盤を整えた時代です。

殺伐とした戦乱の一方で、風流を愛でたのでしょう。方丈から、庭に昇る月を眺めて楽しみました。秋ならば虫の声を聴いたかも知れません。それに比べて現代人は、ライトアップなど人工的な照明を得ることができましたが、淡い月の光の美しさを忘れてしまいました。
言葉では「十五夜」「中秋の名月」「十三夜」「上弦の月」などと知ってはいますが、どんな月かは理解していませんでした。一度確認しようと百科事典で調べてみましたが、なかなか難しいものです。そこで、自分でその構造?を作図してみました。その成果が下の図です。ご覧ください。

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