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荒子観音寺と円空仏
地下鉄・高畑駅とあおなみ線・荒子駅の間に荒子公園がある。その南には円空仏で有名な荒子観音寺がある。寺伝によれば創建は古く、天平元年(729)という。その後、場所も移動し、興廃をくり返しながら現在の場所に落ち着いたという。
山門の西に建つ「多宝塔」は天正5年(1536)に再建された。名古屋市内に現存する最古の建築であり、国の重要文化財に指定されている。本堂は天正4年(1576)前田利家により再建された。利家はもともとこの荒子の土豪で、寺の近くの荒子城を本拠にしていたという。本堂の正面に、利家の家紋「加賀梅鉢」が飾られている。

信長や秀吉に仕えて戦国時代に活躍した利家は、NHK大河ドラマ「利家とまつ~加賀百万石物語~」で人気を博したので、ご覧になられた方も多いと思う。ただ、この荒子の地が登場するのは、ドラマの最初数回だけなのは残念、利家が町づくりに貢献するのも北陸・金沢に限られてしまうのも残念である。
江戸時代前期の修験僧・円空は、独特の風合いをもつ木彫りの仏像を数多く残した。これまでに発見されたのは5300体と数えられている。北は北海道から、南は奈良県まで全国各地で見つかっているが、愛知県が一番多い。この荒子観音には、全体の4分の1、1255体が発見されている。

山門の西に建つ「多宝塔」は天正5年(1536)に再建された。名古屋市内に現存する最古の建築であり、国の重要文化財に指定されている。本堂は天正4年(1576)前田利家により再建された。利家はもともとこの荒子の土豪で、寺の近くの荒子城を本拠にしていたという。本堂の正面に、利家の家紋「加賀梅鉢」が飾られている。

信長や秀吉に仕えて戦国時代に活躍した利家は、NHK大河ドラマ「利家とまつ~加賀百万石物語~」で人気を博したので、ご覧になられた方も多いと思う。ただ、この荒子の地が登場するのは、ドラマの最初数回だけなのは残念、利家が町づくりに貢献するのも北陸・金沢に限られてしまうのも残念である。
江戸時代前期の修験僧・円空は、独特の風合いをもつ木彫りの仏像を数多く残した。これまでに発見されたのは5300体と数えられている。北は北海道から、南は奈良県まで全国各地で見つかっているが、愛知県が一番多い。この荒子観音には、全体の4分の1、1255体が発見されている。

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