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文化のみち 旧高等裁判所
名古屋市役所本庁舎を東へ5分ほど進み、外堀に架かる橋を渡ったところにネオ・バロック様式の堂々たる建築がある。この建物は 「名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所庁舎」 として、大正11年 (1922) に建設されたものである。昭和22年からは法制度の改訂により 「名古屋高等・地方裁判所」 となったが、昭和54年に新庁舎へ移転したため空き家となった。
当初は現地での建て替えが計画されたため、取り壊す予定であった。しかし、市民や識者に保存の声が強く、官庁街の小公園との敷地交換が成立して保存できることとなった。昭和59年には国の重要文化財に指定、平成元年に改修工事が完了し、現在は 「名古屋市市政資料館」 として市民に親しまれている。

煉瓦造り3階建の洋風建築で、外壁は赤い煉瓦と白い花崗岩である。屋根は天然スレート葺き、中央のドームは銅版葺きで、現在は美しく緑青 (ろくしょう) 色になっている。
正面の車廻しの柱は、2本は丸いエンタシス、2本は角柱であるが中央が膨らんでいて印象的である。中央の大理石階段を登りきったところに、美しいステンドグラスがはめ込まれている。控訴院は全国に8か所建設されたが、現存するのは札幌とこの名古屋だけ、貴重な存在である。


当初は現地での建て替えが計画されたため、取り壊す予定であった。しかし、市民や識者に保存の声が強く、官庁街の小公園との敷地交換が成立して保存できることとなった。昭和59年には国の重要文化財に指定、平成元年に改修工事が完了し、現在は 「名古屋市市政資料館」 として市民に親しまれている。

煉瓦造り3階建の洋風建築で、外壁は赤い煉瓦と白い花崗岩である。屋根は天然スレート葺き、中央のドームは銅版葺きで、現在は美しく緑青 (ろくしょう) 色になっている。
正面の車廻しの柱は、2本は丸いエンタシス、2本は角柱であるが中央が膨らんでいて印象的である。中央の大理石階段を登りきったところに、美しいステンドグラスがはめ込まれている。控訴院は全国に8か所建設されたが、現存するのは札幌とこの名古屋だけ、貴重な存在である。


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