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中小田井の岩倉街道
旧岩倉街道は、犬山・江南・一宮・岩倉から枇杷島・清須に至る道である。岩倉方面の野菜類が枇杷島の青物市場に運ばれ、名古屋城下の人々に供給された。中小田井は、小田井遊水地(庄内緑地)の北に広がる町で、荷車や人の往来が盛んであった。
野菜を満載した車が庄内川の堤防へと登る、急な坂道に差し掛かる手前の町である。空の荷車を曳いて帰る人たちに向けて、味噌や油など生活用品を商う店が立ち並んでいた。このあたりでは、菜種油の栽培が盛んで、かぐわしい油の匂いが通りに香っていたという。

古い町屋の米屋があって、屋号を「わたしん」という。これは、かつて綿を商っていた名残りだという。古い「米のはかり」が置いてあって、今も現役で使われている。白い壁と黒い板の塀に、2連の土蔵が続いている。昭和62年(1987)に、名古屋市の「町並み保存地区」に指定された。
町の歴史と現状を学び、新しい発見をして情報発信しようとするグループが活動している。KIZZURI(きずり)といい、洒落た手作りのパンフレット(マップ)を配布している。古い建造物の保存や活用が中心だが、通りに彩りを添える花や緑にも関心をもって取り組んでいる。

野菜を満載した車が庄内川の堤防へと登る、急な坂道に差し掛かる手前の町である。空の荷車を曳いて帰る人たちに向けて、味噌や油など生活用品を商う店が立ち並んでいた。このあたりでは、菜種油の栽培が盛んで、かぐわしい油の匂いが通りに香っていたという。

古い町屋の米屋があって、屋号を「わたしん」という。これは、かつて綿を商っていた名残りだという。古い「米のはかり」が置いてあって、今も現役で使われている。白い壁と黒い板の塀に、2連の土蔵が続いている。昭和62年(1987)に、名古屋市の「町並み保存地区」に指定された。
町の歴史と現状を学び、新しい発見をして情報発信しようとするグループが活動している。KIZZURI(きずり)といい、洒落た手作りのパンフレット(マップ)を配布している。古い建造物の保存や活用が中心だが、通りに彩りを添える花や緑にも関心をもって取り組んでいる。

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