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庄内緑地

 庄内緑地は、小田井遊水地を兼ねている。庄内川が大洪水となり、水が溢れそうになると、越流堤を越えて水が緑地の中に蓄えられる仕組みになっている。約40ヘクタール、100万トンもの水を調整し、下流域の災害を防止する。
 庄内緑地は、名古屋市では珍しく広さを実感できる公園である。調整池であるために施設づくりが制限されているためでもある。中央あたりに広大な芝生広場がある。シンボリックな時計塔と巨大なケヤキが景色を作っている。シートを広げて、のんびりと寝転んでいる人が多い。

庄内緑地G

 彫刻も噴水も遊び道具を兼ねている。巨大な石の彫刻に子供たちはよじ登り、夏の暑い日は、霧を吹き出す噴水が水遊び場に早変わりする。公園の西の端に「ドッグラン」がある。この公園では犬までが伸び伸びと走り回ることができる。
 早春には菜の花畑が広がっていた。かつて小田井の人々が、菜種油を栽培していた風景を思い起こす。地下鉄庄内緑地駅を起点に庄内緑地の園路を通り、囲繞堤(いにょうてい)を越えると中小田井の町に至る。KIZZRIの人たちは、このルートを新しい散策コースにしたいと考えている。

季節通信124マツバラン

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ブログを始めるに当って

 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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建設・補償コンサルタント

プロフィール

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Author:FC2USER480348EQK
森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:『園長さんのガーデンライフ』
監修:『世界一うつくしい植物園』
 (著者:木谷美咲)
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