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草葺屋根の家

 原始のヒトたちが、洞窟(横穴式住居)から抜け出して新しい方式の家を造ろうとしたときには、木を斜めに差し掛けて蔓で縛り、草で葺いた屋根を造ったのだろうと思う。石斧で木を切り倒すという技術を獲得したのであろう。
 この方法は、日本で言うなら縄文・弥生時代に行われ、中世・近世でも農家を中心に受け継がれ、現代にも貴重な遺産として残されている。斜めに組んだ丸太の小屋組は「叉首(さす)」という。葺く草は、稲・麦・茅(ススキ)や葦(アシまたはヨシ)など、その地方で得られる材料が選ばれた。

 屋根葺き材料は、時代とともに板・瓦・コンクリートと進化していくが、草葺屋根には捨てがたい長所(保温性など)があるのであろう。今でも、トタン板で覆いながらも草葺屋根を保っている田舎家を見ることがある。
 草葺の家は、日本だけでなく世界の国々で見ることができる。それどころか、ベルギーやルクセンブルグなどでは、資産家の象徴であり高級住宅として取り入れているという。もちろん、観光地として文化財保護的に残している場合もある。いずれにしろ、自然景観には調和する建築と言えると思う。

草葺の家G
①鳥居建民家(岩倉市) ②竪穴式住居(岩倉市) ③合掌造りの家(東山植物園) ④高級別荘街(ベルギー) ⑤竪穴式の家畜小屋(ハンガリー平原地方) ⑥農家の住居(ハンガリー) ⑦シェイクスピア生誕の村(イギリス) ⑧お城の門(イギリス・コッツウォルズ)


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コメント

[C29] Re: タイトルなし

野中瞳さん

コメントありがとうございます。

「松平」ですぐに思い出しました。

今のブログをよく見つけてくれましたね。

ご覧のように相変わらず元気です。

早速、コシアブラを季節通信に載せました。

この「返信」で届くのでしょうか?

これからもご連絡ください。

         森田高尚

  • 2021-10-08 05:54
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[C28] コシアブラ・・・

東照宮で思い出しました。
コシアブラの新芽を覚えています。
ずいぶん久しぶりですね。
ブログを見て頂いて嬉しいです。
また、お便りをください。
       森田高尚
  • 2021-10-04 12:12
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 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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プロフィール

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森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:『園長さんのガーデンライフ』
監修:『世界一うつくしい植物園』
 (著者:木谷美咲)
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