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忠節の特殊堤と今泉排水機場
忠節橋(2017・11・01参照)の上流に面白い欄干がある。これは、歩道からの転落防止を兼ねているが、実は護岸堤防の一部なのである。真ん中の写真を見てもらうと、コンクリートの柱にスリットが入っているのが見て取れる。「特殊堤」というこの構造物は、何気なく見ているとその秘密は分からない。
実はこれは、大雨のときに「たたみ」を挟むことにより、洪水を防ぐ装置なのである(昭和15年に完成)。忠節橋までの間、延々と続いているところを見ると、近隣の多くの住民が自宅の畳を剥がしてここへ持ち寄ったのであろう。長良川の洪水被害の厳しさと住民の知恵を感ずることができる。

忠節橋の500mほど下流に、今泉排水機場がある(昭和8年完成)。長良川の堤防の陸地側に水門と排水ポンプ室が設置されている。この地域一帯は地盤が低く、大雨が降ると長良川の水位の方が高くなってしまう。いわゆる天井川である。
川の水が陸地側に逆流しないように水門を閉鎖すると、陸側に溜まった水が排水できなくなる。排水機場の大きなポンプで、水を汲み上げることにより水害を防ぐ装置である。近所の住民の方に話しを聞いた。かつて、床下浸水や自動車が水に浸かる被害に遭ったが、今は大丈夫だと話していた。

実はこれは、大雨のときに「たたみ」を挟むことにより、洪水を防ぐ装置なのである(昭和15年に完成)。忠節橋までの間、延々と続いているところを見ると、近隣の多くの住民が自宅の畳を剥がしてここへ持ち寄ったのであろう。長良川の洪水被害の厳しさと住民の知恵を感ずることができる。

忠節橋の500mほど下流に、今泉排水機場がある(昭和8年完成)。長良川の堤防の陸地側に水門と排水ポンプ室が設置されている。この地域一帯は地盤が低く、大雨が降ると長良川の水位の方が高くなってしまう。いわゆる天井川である。
川の水が陸地側に逆流しないように水門を閉鎖すると、陸側に溜まった水が排水できなくなる。排水機場の大きなポンプで、水を汲み上げることにより水害を防ぐ装置である。近所の住民の方に話しを聞いた。かつて、床下浸水や自動車が水に浸かる被害に遭ったが、今は大丈夫だと話していた。

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