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大井ダムと東雲橋
最初に大井ダム、大井発電所と東雲橋(しののめばし)を見た。発電所の対岸から見る景色は、自然(山・川・岩)と人工物(ダム・発電所・橋)とが相俟って壮大な物語をつくっている。あまりにスケールが大きいので、3枚の連続写真で見ていただきたい。
大井ダムの型式は重力式コンクリ―ト、高さ約53m・長さ278m・体積15万㎥である。貯水量は約3000万㎥、ダム湖の面積は141haと巨大である。完成は大正13年(1924)、当時高さ50mを越えるダムは初めてであり、発電用ダムとしても日本初であった。
ダム直下にある大井発電所の最大出力(建設当時)は4万2900kwで、福沢桃介が手掛けたものとしては最大である。桃介のパートナーであるマダム貞奴(日本の女優第1号)が現地でも協力したという。この話はNHK大河ドラマ「春の波濤」(1985年・主演は松阪慶子)でも紹介された。

東雲橋が最初に架けられたのは明治42年のことである。長さ77m・幅2.7mの木製吊り橋であった。読書発電所の「桃介橋」(2013・10・20参照)も同じ幅員なので、発電所建設時には資材運搬用のトロッコのレールがあったかも知れない。
現在の東雲橋は昭和6年(1931)に開通した二代目である。橋長132m・幅員3.9m、4つの橋からなっている。南から(写真は左から)①コンクリート桁橋 ②ガーター橋 ③トラス橋 ④ガーター橋である。東雲橋からさらに100m下流の高い位置に、東雲大橋が架かっている。

大井ダムの型式は重力式コンクリ―ト、高さ約53m・長さ278m・体積15万㎥である。貯水量は約3000万㎥、ダム湖の面積は141haと巨大である。完成は大正13年(1924)、当時高さ50mを越えるダムは初めてであり、発電用ダムとしても日本初であった。
ダム直下にある大井発電所の最大出力(建設当時)は4万2900kwで、福沢桃介が手掛けたものとしては最大である。桃介のパートナーであるマダム貞奴(日本の女優第1号)が現地でも協力したという。この話はNHK大河ドラマ「春の波濤」(1985年・主演は松阪慶子)でも紹介された。

東雲橋が最初に架けられたのは明治42年のことである。長さ77m・幅2.7mの木製吊り橋であった。読書発電所の「桃介橋」(2013・10・20参照)も同じ幅員なので、発電所建設時には資材運搬用のトロッコのレールがあったかも知れない。
現在の東雲橋は昭和6年(1931)に開通した二代目である。橋長132m・幅員3.9m、4つの橋からなっている。南から(写真は左から)①コンクリート桁橋 ②ガーター橋 ③トラス橋 ④ガーター橋である。東雲橋からさらに100m下流の高い位置に、東雲大橋が架かっている。

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