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刈谷の岩ヶ池オアシス橋
主要地方道・県道56号は「名古屋―岡崎線」とも呼ばれる。その中間地点の刈谷で、伊勢湾岸道路「ハイウェーオアシス」に接する。ここでは現在、ETC専用のスマートインターチェンジの整備が行われている。高速道路への乗り降りができるようになるので、さらに交通が活発になろう。
県道が「岩ヶ池」を渡る位置に「オアシス橋」が架かっている。長さ84m・幅13m、型式は「5連アーチカルバート構造」である。主要地方道ではこの型式は前例がないので、構造の安全性や耐震性について専門家による検討委員会が設置され、慎重に設計が進められた。

また、この位置は岩ヶ池公園区域にあるので、自然景観との調和を重視する必要もあった。今回の取材は冬だったので、水に映る姿は見られなかったが、アーチ橋は“メガネ橋”のように見えるのであろう。壁面も茶系統の落ち着いた色合いのタイルで、風景と馴染んでいる。
施工はプレキャストのアーチ部材を連結した後、中詰め材として「気泡モルタル」を充填した。発砲スチロールとコンクリートの中間的性状をもち、土の半分ほどの重さで軟弱地盤の盛土などに適している。路面は耐久性も考え、RC路盤の上にアスファルトを被せたコンポジット舗装になっている。歩道のステンレス製の手すりや、半円形に張り出したバルコニーもデザイン性を強調している。

県道が「岩ヶ池」を渡る位置に「オアシス橋」が架かっている。長さ84m・幅13m、型式は「5連アーチカルバート構造」である。主要地方道ではこの型式は前例がないので、構造の安全性や耐震性について専門家による検討委員会が設置され、慎重に設計が進められた。

また、この位置は岩ヶ池公園区域にあるので、自然景観との調和を重視する必要もあった。今回の取材は冬だったので、水に映る姿は見られなかったが、アーチ橋は“メガネ橋”のように見えるのであろう。壁面も茶系統の落ち着いた色合いのタイルで、風景と馴染んでいる。
施工はプレキャストのアーチ部材を連結した後、中詰め材として「気泡モルタル」を充填した。発砲スチロールとコンクリートの中間的性状をもち、土の半分ほどの重さで軟弱地盤の盛土などに適している。路面は耐久性も考え、RC路盤の上にアスファルトを被せたコンポジット舗装になっている。歩道のステンレス製の手すりや、半円形に張り出したバルコニーもデザイン性を強調している。

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