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フォレストブリッジ

 「いのちの池」に架かる「フォレストブリッジ」は、健康の森の大動脈を構成している。「あいち健康プラザ」のアトリウムを抜けて階段を下ると橋があり、目線はガラス張りの「交流センター」へと向かう。交流センターの建物は、園路の幅だけ空間となっていて、そのまま西へ進むことになる。
 そこにはフォレスト最大の駐車場がある。車で来た人は、今の説明の反対のルートで歩くことになる。西側からプラザを眺めると、フォレストブリッジの先にアトリウムが聳え、個性的な橋と一体となって美しい建築景観を呈している。

橋G

 この橋の力学的構造は、アーチである。アーチからワイヤーによって橋面が吊り下げられている。両側のアーチの基部は近接しており。上へ行くほど開いている。この形がデザインの“みそ”であろう。真ん中の写真を見ていただくと解るように、橋を歩く人にとって非常に開放的な空間になっている。
 (正式に言うと「逆台形断面でV字に開いたアーチリブの中路式固定アーチ型ローゼ桁のデザイン」と言うらしい。)
 橋を下から見ると、太いアーチの鉄骨が力強く、安定感を感ずることができる。「いのちの池」に架かる橋であることを考え合わせると、頑健な背骨かあばら骨を連想してしまう。

橋H

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 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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建設・補償コンサルタント

プロフィール

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Author:FC2USER480348EQK
森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:『園長さんのガーデンライフ』
監修:『世界一うつくしい植物園』
 (著者:木谷美咲)
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