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東谷山と東谷橋
東谷山は、守山区と瀬戸市の境界にある。標高は198mあり、名古屋の最高峰となっている。古くから信仰された霊山で、熱田神宮の奥の院としても信仰を集めた。また、山中や麓に多くの古墳があることでも知られている(2020・11・29「古墳」参照)。山裾には「東谷山フルーツパーク」がある。
庄内川に架かる東谷橋は、JR中央線・高蔵寺駅の南約500mの位置にある。県道53号と15号を結ぶ橋でもあって普段から交通量は多いが、フルーツパークの「枝垂れ桜」の咲く季節には大渋滞となる。明治以前は渡し船、大正になって木橋が架けられた。現在の橋は昭和33年(1958)に架け替えられたものである。長さ160m、幅6mのデッキトラス橋である。

橋を渡りきってフルーツパークへと向かう交差点に案内板が立てられている。しかし、車道外の部分に工事用のバリケードがあり、あまり美しい景観とは言えない。県立大学の案内板はあるが、最近整備された「志段味古墳群」の案内は見当たらない。二つの文化・観光施設の導入部であり、春日井市からの玄関口でもあることを考えると、少し配慮に欠けていると思われる。
気を取り直して橋の上から東谷山を眺めてみよう。5月の初めだったので、シイノキの花が森を金色に染めていた。東谷山の北斜面は、この地方に残された貴重な「照葉樹林」なのである。信仰のある山として、古来からの自然林が守られてきたのであろう。
≪名古屋市内でのまとまった照葉樹林(シイやカシ、サカキなどの森)は、熱田神宮と徳川園とここだけである≫


庄内川に架かる東谷橋は、JR中央線・高蔵寺駅の南約500mの位置にある。県道53号と15号を結ぶ橋でもあって普段から交通量は多いが、フルーツパークの「枝垂れ桜」の咲く季節には大渋滞となる。明治以前は渡し船、大正になって木橋が架けられた。現在の橋は昭和33年(1958)に架け替えられたものである。長さ160m、幅6mのデッキトラス橋である。

橋を渡りきってフルーツパークへと向かう交差点に案内板が立てられている。しかし、車道外の部分に工事用のバリケードがあり、あまり美しい景観とは言えない。県立大学の案内板はあるが、最近整備された「志段味古墳群」の案内は見当たらない。二つの文化・観光施設の導入部であり、春日井市からの玄関口でもあることを考えると、少し配慮に欠けていると思われる。
気を取り直して橋の上から東谷山を眺めてみよう。5月の初めだったので、シイノキの花が森を金色に染めていた。東谷山の北斜面は、この地方に残された貴重な「照葉樹林」なのである。信仰のある山として、古来からの自然林が守られてきたのであろう。
≪名古屋市内でのまとまった照葉樹林(シイやカシ、サカキなどの森)は、熱田神宮と徳川園とここだけである≫


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