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亀類繁殖研究施設

 ポートブリッジを渡って右に曲がると水族館へ行くが、左側(海側)は注目したことがなかった。ふと見ると、こじんまりした建物がある。近寄って表札を見ると「亀類繁殖研究施設」とある。“ヘェーこんな施設があるんだ”と思いながら中に入ってみる。自由に入れて、誰もいない。
 室内には、丸や四角の水槽が並んでいる。「人工ふ化場」「子ガメ飼育水槽」には、産まれたばかりの子亀がたくさん群れている。アオウミガメやアカウミガメと表示のある水槽には、比較的大きな亀が泳いでいた。ろ過槽室や機械室などもある。

ウミガメG

 カメの仲間は、世界で257種ほどが知られている。その中で海ガメ類は、わずかに8種類しかいないという。しかも、ほとんどの種が次第に生息数を減らしている。その原因は、食用にされたり、繁殖場の海浜の環境が悪くなるなど人為によるものである。
 この研究施設は、海ガメを中心とした種の保存研究を行う、日本初のユニークな施設である。世界の国々からの研究者も受け入れ、様々な研究が行われている。一般の人の理解を喚起するためにも、もう少し存在をアピール(案内看板など)したら良いのにと感じた。

ウミガメH

季節通信181チカラシバ





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ブログを始めるに当って

 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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建設・補償コンサルタント

プロフィール

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Author:FC2USER480348EQK
森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:『園長さんのガーデンライフ』
監修:『世界一うつくしい植物園』
 (著者:木谷美咲)
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