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外堀の御園橋と県立図書館

 かつて栄に「県立図書館」があった。現在の「オアシス21」の場所である。高校生や受験生の「勉強室」があり、多くの若者が足繁く利用していた。私はあまり使ったことはないが、玄関を入った直ぐのホールに「防人(さきもり)」の木彫があったことを覚えている。今どこにあるのだろう?
 平成4年(1992)、隣の「旧栄公園」内に「愛知県芸術文化センター」が整備された。それに伴い、「愛知県文化会館」はその役目を終える。「美術館」と「ホール」は、拡張されて芸文センター内に整備されたが、「図書館」は名古屋城内に移転された。三の丸の西北角である。(前回のマップ参照)

御園橋G - コピー

 外堀を渡るのは「御園橋」である。県立図書館は、かつて「御園門」のあった所にある。一階は広いロビーになっていて、喫茶コーナーで買ったコーヒーを飲みながら閲覧することもできる。大きなガラス窓から、間近に迫る土塁の巨木が目に入ってくる。栄のときとは一味違う読書室である。
 御園橋は、明治44年(1911)に完成したが、今のような欄干に修景されたのは平成2年のことである。市内唯一の明治期の鋼橋(単純鈑桁)で、リベット仕上げの橋としては我が国でも最古級といえる。かつては橋の下を瀬戸電が走っていた。
 石垣の角に文化財の説明版が立っている。この地が「大原幽学」の生誕地であるという。幽学は江戸時代後期の農政学者、農民指導者。下総国香取郡長部村(現在の千葉県旭市)を拠点に、天保9年(1838年)に「先祖株組合」という農業協同組合を創設した。世界で初の試みという。

御園橋H - コピー

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 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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プロフィール

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Author:FC2USER480348EQK
森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:『園長さんのガーデンライフ』
監修:『世界一うつくしい植物園』
 (著者:木谷美咲)
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