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桐谷の不動と渡し場跡(吊り橋)
鳳来寺や秋葉山への祈りの道は、明治時代からは別所街道を北へ上る道であった。江戸時代には大野からそのまま右岸を北上し、桐谷で渡し船に乗って左岸へ渡っていた。古(いにしえ)は「大野桐谷の渡し」と呼び、現在は吊り橋に変わっている。
「桐谷」というのは、今から600年の昔、この谷に桐の大木があったという逸話から名付けられた。「桐の大木の洞には鳳凰が住んでおり、仙人がその鳥に乗って鳳来寺との間を行き来した」という。大野宿の人々は、この聖地に道中の安全を願って「不動明王」を祀ったのである。

旅人が舟を降りると、そこには「不道明王の祠」があり、近くに「不動滝」が落ちている。合わせて見ると一幅の山水画を見るようである。つづれ折りの杣道を登ると再び街道に戻る、人々は、そのまま北へ進んで秋葉山を目指すか、少し戻って大野宿に宿泊したかも知れない。
このコースは、現在「東海自然歩道」に指定されている。新城山間部のこの辺りでは、「阿寺の七滝」「鳳来寺」「四谷の千枚田」といった観光名所をつなぐ一本道である。広域的には、東京「高尾国定公園」から大阪「箕面国定公園」を結ぶ総延長1690kmにもおよぶハイキング道である。

「桐谷」というのは、今から600年の昔、この谷に桐の大木があったという逸話から名付けられた。「桐の大木の洞には鳳凰が住んでおり、仙人がその鳥に乗って鳳来寺との間を行き来した」という。大野宿の人々は、この聖地に道中の安全を願って「不動明王」を祀ったのである。

旅人が舟を降りると、そこには「不道明王の祠」があり、近くに「不動滝」が落ちている。合わせて見ると一幅の山水画を見るようである。つづれ折りの杣道を登ると再び街道に戻る、人々は、そのまま北へ進んで秋葉山を目指すか、少し戻って大野宿に宿泊したかも知れない。
このコースは、現在「東海自然歩道」に指定されている。新城山間部のこの辺りでは、「阿寺の七滝」「鳳来寺」「四谷の千枚田」といった観光名所をつなぐ一本道である。広域的には、東京「高尾国定公園」から大阪「箕面国定公園」を結ぶ総延長1690kmにもおよぶハイキング道である。

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