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桐谷の不動と渡し場跡(吊り橋)

 鳳来寺や秋葉山への祈りの道は、明治時代からは別所街道を北へ上る道であった。江戸時代には大野からそのまま右岸を北上し、桐谷で渡し船に乗って左岸へ渡っていた。古(いにしえ)は「大野桐谷の渡し」と呼び、現在は吊り橋に変わっている。
 「桐谷」というのは、今から600年の昔、この谷に桐の大木があったという逸話から名付けられた。「桐の大木の洞には鳳凰が住んでおり、仙人がその鳥に乗って鳳来寺との間を行き来した」という。大野宿の人々は、この聖地に道中の安全を願って「不動明王」を祀ったのである。

桐谷G

 旅人が舟を降りると、そこには「不道明王の祠」があり、近くに「不動滝」が落ちている。合わせて見ると一幅の山水画を見るようである。つづれ折りの杣道を登ると再び街道に戻る、人々は、そのまま北へ進んで秋葉山を目指すか、少し戻って大野宿に宿泊したかも知れない。
 このコースは、現在「東海自然歩道」に指定されている。新城山間部のこの辺りでは、「阿寺の七滝」「鳳来寺」「四谷の千枚田」といった観光名所をつなぐ一本道である。広域的には、東京「高尾国定公園」から大阪「箕面国定公園」を結ぶ総延長1690kmにもおよぶハイキング道である。

季節通信197東海自然歩道



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 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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プロフィール

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Author:FC2USER480348EQK
森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:『園長さんのガーデンライフ』
監修:『世界一うつくしい植物園』
 (著者:木谷美咲)
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