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豊川水系の水利用と大野頭首工
東三河は大河川がないので、古くから水不足に悩んできた。そこで、天竜川や豊川(とよがわ)の水資源を高度に利用して、東三河だけでなく静岡県の湖西地域をも灌漑する総合開発事業(農業用水・上水・工業用水など)が実施されてきた。
大野頭首工の現地に掲載されていた説明看板の模式図を見てみよう。天竜川の佐久間ダムや大入頭首工から導水路で宇連川に水を引き、いくつかの頭首工から用水路に水を供給する。下流域には松原用水・牟呂用水・西部幹線水路があり、東部幹線水路は渥美半島の先端までを潤している。

大野頭首工は、宇連川の中流域にある。重力式コンクリートダムで、高さ26m・長さ66m・3門のゲートをもつ。東西幹線水路への導入を行う重要な施設で、昭和36年に完成した。右上の写真が導水路で幅員約7m、水深約3mである。取水口で、水質検査のための調査が行われていた。
下流を見ると(下左の写真)、右岸側に小放流施設がある。これは魚道で、高低差21m・長さ147mの斜路である。10mごとに魚のための休憩用プールが設けられている。アユ・ウグイ・オイカワやカジカ・モズクガニなどが昇り降りするという。

大野頭首工の現地に掲載されていた説明看板の模式図を見てみよう。天竜川の佐久間ダムや大入頭首工から導水路で宇連川に水を引き、いくつかの頭首工から用水路に水を供給する。下流域には松原用水・牟呂用水・西部幹線水路があり、東部幹線水路は渥美半島の先端までを潤している。

大野頭首工は、宇連川の中流域にある。重力式コンクリートダムで、高さ26m・長さ66m・3門のゲートをもつ。東西幹線水路への導入を行う重要な施設で、昭和36年に完成した。右上の写真が導水路で幅員約7m、水深約3mである。取水口で、水質検査のための調査が行われていた。
下流を見ると(下左の写真)、右岸側に小放流施設がある。これは魚道で、高低差21m・長さ147mの斜路である。10mごとに魚のための休憩用プールが設けられている。アユ・ウグイ・オイカワやカジカ・モズクガニなどが昇り降りするという。

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