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佐鳴湖

 三方ヶ原の南端にはいくつかの谷筋があり、その一つに佐鳴湖が入り込んでいる。太古には海と繋がっていたが、2000年ほど前に切り離され自然湖となった。しかし今でも、満潮になると海水が流入して汽水状態になるという。
 南北に約2km・東西に500mほど、周囲5.5km・面積約1.1平方キロの湖である。ひところは生活排水や事業排水が流れ込み、日本で最も汚染された湖であった。近年は改良が進み、第1位の汚名は返上されている。

佐鳴湖G

 佐鳴湖からは2本の川が流れ出し、浜名湖へと放流される。「旧新川」の流れ出し口には「富士見水門」があって、水の流出・流入をコントロールしている。二段式のローラーゲートで平成14年に完成した。もう1本の「新川放水路」は、平成12年に完成している。
 湖の西側の台地には大平台という団地がある。湖との間の河岸段丘の樹林は「佐鳴湖公園」として整備されている。団地からは「大平大橋」を渡って浜松方面へ行くことができる。「ローゼ橋」という形式のアーチ橋である。
 公園の南端に「佐鳴湖漕艇場」がある。昭和34年の国体ではボート競技の会場となった。この日は、中学生が練習のために集まっていた。
 佐鳴湖H

季節通信208シデコブシ


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ブログを始めるに当って

 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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建設・補償コンサルタント

プロフィール

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Author:FC2USER480348EQK
森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:『園長さんのガーデンライフ』
監修:『世界一うつくしい植物園』
 (著者:木谷美咲)
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