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JR飯田線・浦川駅

 最近はとんとご無沙汰ですが、飯田線はよく利用しました。妻の実家が温田駅近くにあり、里帰りや夏の避暑のために子供を連れて乗ったのです。その頃は急行が何本かあり、車内販売も廻ってきました。新城から先は山岳地帯なので、トンネルと橋梁の連続です。とにかく景色の良い路線です。
 飯田線が開通したのは明治30年、全通したのは昭和12年のことです。起点の豊橋から終点の辰野まで約196km、その間に94の駅があります。住民にとって重要な交通機関なので、各集落に1つの駅ができました。駅と駅の平均距離は2.1kmと短く、市街地の路線並みです。

 この路線は連結していたものの、もともとは4つの私鉄に分かれていました。豊川鉄道・鳳来寺鉄道・三信鉄道・伊那電気鐵道です。天竜川は早くから電源開発が行われたため、その資材を運ぶのに利用されました。第二次大戦中に国有化が図られ、一体的な運営が行われるようになりました。
 浦川の町は、合併により浜松市に属し、天竜区佐久間町浦川というのが正式名称です。この集落は、かつては木材生産で活気があり、料理屋・映画館・喫茶店やビリーヤード場までが並んでいたそうです。今は静かな住宅地であり、浦川駅の乗客も1日100人に満たないそうです。

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ブログを始めるに当って

 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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建設・補償コンサルタント

プロフィール

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Author:FC2USER480348EQK
森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:『園長さんのガーデンライフ』
監修:『世界一うつくしい植物園』
 (著者:木谷美咲)
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