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半田運河の散策路と「蔵のかけ橋」

 知多半島には、豊かな地下水が流れている。そのため古くから酒や酢、醤油などの醸造業が発達した。その繁栄を加速させたのが「半田運河」である。灘などの上方に比べて、江戸への輸送に地の利があった。尾張藩の後押しもあって、廻船業が栄えたのである。
 運河の左岸・右岸に黒壁の蔵が建ち並んでいる。上流は「中埜酒造」であり、下流には「ミツカン酢」がある。運河沿いに散策路が整備されていて、歴史を感じながら歩くことができる。運河が交叉する地点には橋が架かっていて「蔵のかけ橋」と名付けられている。

運河G

 橋からは、ミツカン酢の本社ビルと工場の建物を再利用した「ミツカン・ミュージアム」が見える。半田の酢は、ミツカン創業者の中埜又左衛門が発明した「粕酢」である。それまで捨てられていた酒粕を利用したもので、江戸の「握りずし(早すし)」ブームを巻き起こす元となった。
 もうひとつ、醸造の過程で生産される副産物に「たまり」がある。これは、豆みそを熟成するときに、樽の底から滲み出る液体である。醤油とは全く生産方法が異なるもので、色が濃くまったりしてうまみが強い。とくに刺し身に合うので「さしみ醤油」とも呼ばれている。

季節通信222鶴舞公園の菖蒲池



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ブログを始めるに当って

 私ども「中部復建」は、戦後から一貫して土木施設の計画設計に携わってきました。地域の皆さんに、より身近に土木を感じて頂きたく先人が残してくれた土木遺産等を訪ね歩き≪中部の『土木文化』見てある記≫として、皆さんに紹介していきたいと思い、このブログを発信する事としました。  

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プロフィール

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Author:FC2USER480348EQK
森 田 高 尚
昭和21年6月 半田市生まれ
平成12年 東山植物園長
平成17年 名古屋市緑地部長
平成19年 中電ブルーボネット園長
平成24年 中部復建技術顧問
技術士:(建設部門・環境部門)
公園管理運営士 
著書:『園長さんのガーデンライフ』
監修:『世界一うつくしい植物園』
 (著者:木谷美咲)
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